今年もやってきました、我が家の毎年恒例の人間ドック。
“てぃんく”は40歳になってから毎年人間ドックに入っています。
“ゆぅ”も私から遅れること数年で合流、今では二人の毎年の欠かせない行事なのです。
今回は人間ドックについて解説致します。
私たちの人生の優先順位第一位、「健康が第一」がモットー。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
人間ドックとは
「予防医学の観点から、自覚症状の有無に無関係で定期的に病院・診療所に赴き、身体各部位の精密検査を受け、普段気づきにくい疾患や臓器の異常や健康度などをチェックする。」と言うものです。
「ドック」は「船を修理・点検するための設備」を意味する: dockに由来しています。
決してdog(犬)ではありません・・。
無料健診・検診と人間ドックの違い
では学校や職場、自治体で行われる無料健診・検診と人間ドックの違いはなんでしょう。
簡単に説明しますと、人間ドックは検査項目が多く、より精密な検査をやる点です。
そして人間ドックは有料になります。
例えば血液検査ではかなりの多くの項目を検査することができ、腫瘍マーカー検査などガンの早期発見の一助となる検査も含まれています。
またオプションも豊富で、私たちが例年入れているオプションとしては肺のCT 検査があります。
無料健診・検診で行われる呼吸器系の検査は胸部エックス線検査ですが、それとは精密度が全然違います。
一番の無料健診・検診より優れていると感じるのは胃と大腸のがん検診です。
無料健診・検診では胃は胃部エックス線いわゆるバリウム検査ですが人間ドックは内視鏡検査です。
バリウム検査は胃のエックス線検査です。
胃は軟組織なのでバリウムと言う液体を飲んで胃の形をエックス線で撮影し、撮れた画像を読影することによって診断します。
病状がある程度進行しないと診断できないのと読影する側の熟練度で診断が変わってきます。
内視鏡検査は直接、胃内を直視することができるのでがんの有無以外に胃の内部が荒れているなど胃の状態が分かります。
無料の大腸便潜血検査は便を検査して便に血液が混ざっていないかどうかを判断するものです。
血液が混ざって入れば大腸のどこからか出血しているわけです。
出血の原因はさまざまですがガンもその原因の一つとなります。
小さいガンなどはある程度成長しないと出血を伴わないので発見しにくい、発見が遅れると言うデメリットがあります。
一方大腸カメラは直接カメラで大腸の内部を観察できるので病気の早期発見にはかなり有効です。
そしてポリープなどがあった場合はカメラの先についているピンセットでその場で除去し、そして除去したものを組織検査に出して調べてもらえるのです。
ポリープは大きくなるとガン化するものもあると言われているので早期に対応できるのは素晴らしいことです。
これらの胃の内視鏡検査と大腸カメラは麻酔下で十分に眠らされ行われます。
なので傷みも感じることなく寝ている間に終わってしまうのでとても快適です。
しかし快適の裏にはやらなければならない憂鬱なことがあります。
それは食事制限と下剤を飲むことです。
食事制限と下剤
食事制限と下剤を飲むことは内視鏡検査や大腸カメラのためには必ずしないといけません。
食事制限は食べることが大好きな”てぃんく”と”ゆぅ”にとっては一番の苦手。
下剤は毎年やっているけど一番の難関なのです。
でも、どんな時でも今の状況で愉しむのが我が家のスタイル
どんな風に食事制限を乗り切るのか紹介致します。
人間ドック前
人間ドック前の休日には最後の晩餐と称して私たちのお気に入りリストからピックアップして外食に出かけて美味しいもの、大好きなものを食べます。
これでもう思い残すことはないのです。
3日前から食事制限が始まります。なるべく消化の良いものを食べないといけません。
予めクリニックから渡された食べていいものと悪いものを見て食事をします。
食べていいものから、”ゆぅ”がネットで調べて、アレンジしてなるべくツラくないように、逆に楽しめる様な食事を作ってくれます。
単に”白物”だけ食べても味気ないし、元気がでないからね。
そして栄養も工夫してなるべく摂って行きます。
人間ドック中
前日からの下剤に加え、本格的に飲み始めます。
これがまた辛い!3時間くらいの間下剤と水を交互に飲みます。
何リットル飲んだかしら?
けど、この間もなるべく楽しもうと趣味の時間に早変わり。
イヤホンをつけてYouTubeみたり、英語の勉強の時間にあてます。
人間ドック後
夜からは人間ドックが終わり食事は解禁です。
ご褒美と称して予め買っておいた夕食がいつもよりさらに美味しく感じます。頑張って良かった~。
だけどいきなりたくさん食べると、それも消化の悪いものは消化器官がびっくりするので、体に優しいものを食べます。
今年もまた一つイベントが終わったね。
まとめ
“てぃんく”は今年で母の旅だった年齢に並びます。
いろいろとあったけどここまで過ぎてしまうと速かったな~。
感慨深いものである。
50代でガンで夭折した母。
ガンと分かったときにはもうかなり進行していた。
多分、忙しすぎて健診、検診も受けてなかったのだろうな。
母の分まで長生きしようとは毛頭思っていない。
けど、「健診、検診はやっておきなさい、後悔するから」と空から言っているような気がする。
それなので毎年やっているようなものなのだ。
母の言いつけを守って。
「あともう少しで定年だなぁ。そしたら悠々自適で旅行に行ったり、友人と出かけたりするの」といつも言っていたのが頭に残っている。
人間、いつ、どうなるか分からない
だからやりたいことできることを全力でやって死にたいな。
死生観とらいったら大げさだけれども
“てぃんく”のはこうだ
「死にたい」ではダメ。生きてる現実がつらいから。
「死にたくない」でもダメ。生きているのに未練があるから。
「死んでもいいや」がいい。もうここまでやったんだから満足したんだから「やりきったから」にしたい。
それが今の目標でもあり夢でもあるのです。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。では。
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