「こんな日が来るなんて」
変な日本語だね、
どんな日なんだ?
“てぃんく”の母は83歳、
生きてたら。
あれからもう30年か〜。
どんな”バァさま”になってたんだろう⁈
生きてたら。
今の女性の寿命からいくとあとまだ10年もあるんだ。
いわゆる昭和の母でした。
兄弟姉妹のような親子関係?
んな訳、ないない。
いわゆる昭和の親子関係でした。
いや〜怖かった〜。けど、愛情を感じてた。
いつからだろうか、かっこいいけど、上辺だけの親子関係。
そこに愛情はともなっているか? 親が子に媚びているようにすら見える。
小さい頃はいつも怒鳴られてたな〜。 しつけが厳しかったし、いろいろ教えてくれた。
なので大きくなって他の人の、友人たちの行動が気になったり、ビックリしたっけ。
ハシの持ち方、正座、姿勢、ラッパのみ、言葉遣いなどなど。
そんなこともしちゃうの?していいの?
時代にそぐわない⁈
時代の流れには逆らえない。
そして自然と周りに合わせていってしまったな…。
けど、すごく感謝している。
本質を知っているのはいいことだから。
そんな母とこの世にいる年月がとうとう並んだよ。
「こんな日が来るなんて」
なんて感慨深いんだ。
母の生きた年月と同じだけ生きた、生きれた。
55年と11ヶ月。
この世にいるわけだ。とうとう母に並んだ。
母がこの世を去ったとき、去った瞬間から意識していたこの日。
ずっと頭の中にあった今日。
「こんな日が来るなんて」
後もう少しで定年だった母。
「何しようかしら 悠々自適だわ。旅行、コンサート、ウフフふ」
働きながら、自分の年老いた両親を見て僕たち兄妹3人を大学まで行かせてくれた母。
子供達3人が巣立ったのを、独立してしたのを見守って親たちを看取った矢先、
これからと言うときに…
残念だったけど…
けど、やり切ったと思う。
それは、そばで見ていたから分かること。
多趣味だったし、多才でもあった。
リタイア後をすごく楽しみにしていたっけ。
アクティブで元気で、前向きで、竹を割ったような、大きな通る声。
病魔に襲われ、戦って、戦って、
追い返したものの、
何度もしつこく襲ってくる。
けど、また跳ね返す。
けど、あちらも容赦しない。
一進一退繰り返しながら、
だんだん衰えていく。見た目も、気力も、声まで変わった。
身をもって教えてくれた死生感。
まだまだ若かった。
こんなにも早く逝ってしまったんだ。
今の自分を思うと尚更だ。
けど、自分も確実に歳をとっている。
もう、海で何キロも泳いだり、何十キロも自転車に乗ったり、走ることもないだろう。
体が、心が拒否しているのだ。
これを老化と呼ぶのかな。
そのときにできることをやらないと、あとでは出来なくなる。
けど、以前より時間ができた今、以前にやりたかった事がまだできる。
体力、気力があるうちに。
アクティブなことじゃなきゃダメ?
んな訳ない。
インドアでもなんでもいい。
のべ~ん、と毎日マンガを読んだっていいんだ。
「親ガチャ?」そんな言葉吹っ飛ばせ!!
母の元に生まれてきて本当に良かった。
未来は自分次第なのだ、未来は僕らの手の中。
人生には正解はない。
「自分で考える」で、「行動」する。
「行動しない」、と言う「行動」だっていい。
「自分が満足できるかどうか、納得できるかどうか」
キーワードは「自分」。
周りなんて気にするな。
勝つか負けるか?
挑戦するかどうか?
充実するかどうか?
成功するかどうか?
人に認められるかどうか?
んな訳ない!そんなこと、どうでもいい。
そんな気合いを入れる必要はないんだ。
肩の力を抜いて、
他人なんて関係ない。
たかが人生だろう、されど人生だけど。
タイムバケットに何を入れようか⁉︎
今まで、やりたかったこと、できなかったこと、これからやってみたいと思ってたこと、できないかもしれないけど興味のあること。
ぜーんぶ、できなくてもいい。
入れるだけでワクワクしてくる。
そんな母の墓参り?お盆?
そんなの必要ない、ほとんど行ったことない。
いつでもどこでも、日本にいなくたっていつでも思えるだろうし、思っているから、
いつも自分の中に生きているから、いつも意識しているから、
「千の風」になって、いつもそばにいるのを感じるから、
私の周りにいつもいる。
強く思うと現れる、そして思わなくなると感じなくなる、どこか遠くへ行ってしまうのだ。
作用反作用の法則だ。
だからこちらが、全く思わなくなったら、どこかへ飛んでいってしまうのかな⁈
役割を失って…。
母を思う人がいなくなった時に、ようやくこの世からいなくなる。
あの世に安心して行くのだろう。
自分が死んだらどうだろう⁈
あっという間に、この世からいなくなるんだろうなw
死ぬときにはこう思いたい。
死にたいではダメ 生きてるのがつらいから。
死にたくないでもダメ 生きているのに未練があるから。
“てぃんく”の理想は
死んでもいいや もうここまでやったんだから満足したんだから。「やりきった」から。
「やりきる」
なんでもいいんだよ。
「やりきった」 死ぬ前にこう思えたら最高だな。
そして、「”てぃんく”頑張ったね」って、
最後に母に褒めてもらえたら、この世にはなんの未練もないね。
と、夜中に頭に浮かんだことを考えたらアドレナリンが出て、眠れなくなって、そのまま朝まで起きていた、と言う夢の話でした。
変な夢見みたな ⁈ 今日は。
夢?
と、またどこからか風が吹いた…。
どうやら…
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