今日は本物のアイアンマン、私のような“へなちょこトライアスロン”ではない人の話の第3弾です
ド根性編
Never ever give up
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これは宮古島トライアスロンに参加したときのことです。スイムを終えて、次はバイク。
157キロの長丁場は初めてのロングディスタンスでした。
バイクを乗っていると、長い下り坂に差し掛かりました。
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坂の途中で自爆でしょうか、派手にバイクから落ちてしまって倒れている方がいるではないでしょうか。
既にマーシャルが来ていてもう手配をしているようでした。
バイクから落ちた選手も立ち上がろうとしていたので、意識のほうは大丈夫のようでした。ただ肩や腕の方から結構な血が流れていました。
それを横目に見て私は通り過ぎて行きました。
バイクを無事終えて、ランニングに切り替わりました。
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ハーフ地点を折り返して、多分30キロ位のところだったと思います。
あのバイクから落ちた選手が走っていたのです。
手から肩にかけてぐるぐる巻きで包帯をして、しかも手は包帯でつっているようでした。あんな大きな事故で精神的にもダメージが来るなかでもあきらめないで完走目指している。
まさにド根性。
暗闇の大男
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これは、佐渡トライアスロンでの出来事です。
私はミドルディスタンスに出たので夕方ぐらいにはゴールをして、すでにバイクを片付け、お風呂も入って後は一緒に参加したロングディスタンスに出場している友人の応援にゴール前にの沿道に駆けつけました。
もうあと制限時間まで30分位。友人もまだゴールしていません。
制限時間まで刻一刻となくなってきているので、心配しながら応援していました。
そうすると、暗闇からひときわ、大きな、遠くから見ると、肩を揺すって不自然な動きで、ロボットのような感じで、ガタンゴトン、ゆっくりと走ってきている185センチはありそうな大男が現れました。
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だんだん近づいてきてわかった事は、その人は片足が義足だったのです。
きしむような機械の様な音をさせながらこちらに向かってきます。
片足が義足
それで水泳、バイク、ランニングをこなしてきたのです。
佐渡トライアスロンは日本で1番のロングコースです。スイム4キロ、バイク190キロ、ラン42.195キロ。
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彼のその姿に、沿道の人たちは感動し大きな拍手に包まれて、彼はゴールに向かいました。
何と言うド根性でしょう。
The sky is the limit
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宮古島トライアスロンでゴールした後にお腹がすいたの夕飯を食べに宮古島の街に出かけた時のこと。
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まだ少し街中は交通規制をしていました。
ロングディスタンスを初めて完走したということで、ビールを飲んで打ち上げをしていたのですが、外は真っ暗、時計を見るともう制限時間を過ぎようとしてました。
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しかし、窓の外にはまだまだ諦めずにゴールを目指すトライアスリート達が暗い中を走っていました。
足が痛くて走れないのでしょう、片足を引きずりながら歩いている選手、エプロンして台所に立っているようなどこにでもいるようなふつうのおばさんアスリート。
疲労困ぱいでもう、倒れそうな状態で前だけをみて、ただひたすらゴールを目指していました。
ここからゴールまでの距離を考えるとおそらく制限時間内にはゴールできないでしょう。
彼らがゴールのある競技場に着いた頃にはゲートは閉まっているのでしょう。
しかし、そのあきらめない姿は忘れられないくらい感動しました。
どこにそんな力があるのか。
その精神力の源はどこにあるのか?
それは日頃の地道なトレーニングの賜物以外の何者でもない。どれだけの時間を費やしたのか?
これがトライアスリートなのです。まさにド根性
誰もが主役なのです
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